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改善のステップ


やれはするけどなんかぎこちない やりにくい なんだか物足りない・・・


こういうことを改善したい時、


まず自分の【癖】に目を向けてみましょう。



・いつもやる行動

・普通にやってしまっていること

・気にも止めずにやってしまっていること

・当たり前にやっていること

・いつもの選択


日々、無意識のうちにやっている行動、思考パターンがあります。


そんな癖は、

長い間繰り返し行ううちに、そうするのが当たり前になるような神経ルートができあがっています。



例えば、

『じゃんけんをしようとした時に咄嗟に出るのがどちらの手か』

決まっている方がほとんどではないでしょうか。



それは、


長年の積み重ねで

『こっちの手を使う』

という神経ルートができているからです。



不満足な結果を引き起こしている原因に

無自覚でやっているナニカが

あるかもしれません。




A(癖)→ B(痛みや不快感がある、やりにくい、不満足な結果)


Bを変えたいなら、

その癖・習慣Aに気づき、

無意識に選択していたAの行動・思考パターンを取ることをやめて、

自分が得たい結果に結びつく、自分にとっては不慣れな行動・思考Cを意識的に選択する。



C(全く新しいやり方)→ B´(痛みや不快感が軽減/やりやすくなる/満足いく などの、普段と質の違う結果)


このプロセスを踏むことが改善に繋がります。




改善のプロセスのスタート地点が「癖に気付く」こと

気付くことができれば、

それだけで解決が二歩も三歩も進むことになります。



では、どうやって気づくか?



そのためには下準備が必要だと考えます。


下準備

  • 目的設定

  • 情報収集

  • 自己観察

  • 他者からのフィードバック


*目的設定

・何がしたいのか

・どんな結果にしたいのか

*情報収集

・その目的が叶うと、どんないいことがある?

・その目的が叶わないままだと、どんな不都合がある?

・その目的を達成するには何が必要そう?

・その目的を阻害する要因は何かありそう?


*自己観察(録画・録音したり、自分の筋感覚・五感などから)

・自分が実際何をしているのか

・自分が何をしようとしているのか

・自分は何を意識しているのか



*他者からのフィードバック







すんなりとB がB‘にならないこともめちゃくちゃよく起こります。


(なので、アレクサンダーやっても効果ないやんと思われることもめっちゃある)


これは、やり慣れた行動・思考パターン(癖)Aへの愛着がめっちゃあるからです。



CをしてるつもりがAが発動しちゃって結局Bになっちゃうっていうり



ずっとやり慣れてきて、Aが自然とも思えるぐらいに当たり前。


そのAをCに変えるのは、人によっては最初は簡単ではないかもしれないし、

そのプロセスにかかる時間や難しさには個人差が出てきます。



ただ、アレクサンダー・テクニークの原理が秀逸だと感じるのは、

そこを乗り越えるための要素が原理の中に散りばめられているので、

諦めずに取り組んでると必ず、Bになると感じています。

これはわたしの実体験からも自信を持って言えること。


『こうできたら良いのにな』


って思うことを実現させたい時、

まずは自分に興味を持ってみる(何をしてる?何をしようとしてる?)のもひとつです。

泉山民衣

兵庫県在住。
サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。
昭和音楽大学卒業。

​​

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニークを学び、2021年教師資格取得。

​大阪アレクサンダー・テクニーク教師養成課程OPALサポート教師。

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