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自分のやりたい演奏を実現するための練習〈アレクサンダー・テクニーク〉と〈ノート・グルーピング〉



今、演奏のために学び取り入れているメソッドが2つあります。


アレクサンダーテクニークと、ノートグルーピング。


アレクサンダーテクニークは、身体の使い方。

身体の力を最大限利用して自然な形で演奏できるようにするために、

身体のしくみや機能を理解して、

身体を無理なく無駄なく自分全体を使っていくため、

音は自然に伸びやかに、指の動きも滑らかに細やかに、

コントロール出来るようにすることに役立っています。


ノートグルーピングは、音楽の音(休符も含めて)ひとつひとつの捉え方。

スラーやアーティキュレーションに関わらず、

1音1音がどのような関係でまとまり、

和音の移り変わりを伴いながらどのように繋がっているのか、

1音1音の役割を明確にし、1音1音大切に表現しながら、

優美に、甘美に、力強く、儚く、その時々の音楽に沿った演奏をするための理論として役立っています。



‪この両方の理論を意識的に演奏に取り入れることで、‬

‪やりたかったのに何となくしか出来なかった【理想の演奏】の実現が見え始めてきました!


‪ホントに。‬

‪吹くのが楽しくて仕方ない。‬

弾くのが楽しくて仕方ない。

しみじみと思います…




練習では、


ノートグルーピングから、

「ここはこんな風に音が移り変わっていくな」と明確にし、


アレクサンダーテクニークから、

「心地よく演奏するために、鼻・耳のラインから上にあるがいつでも自由に動ける〜」など身体の細部までを意識に含め(力を入れる訳ではなく、ただ存在を認識するだけに近い)、


そうしてこの計画を意識して演奏してみます。



☝️ポイント

何か起きることを期待せずに、どこをどんな風に演奏をするか明確にした計画を意識して演奏します。


あくまでも、純粋に無垢な状態で。


期待しながら演奏すると、期待バイアスがかかり、考えた計画をありのままに実行することが難しくなります。



そうして演奏してみた結果を、自分で客観的に捉えて「今、こうなってたな」と振り返ることをします。



そこには卑下やイラつきは皆無です!


昔はありましたが…

「あぁ、もう全然出来ひん。もう私は下手やねん。アカンねん⋯(。_。)」

「あ"ー(ꐦ°᷄д°᷅)また出来へんだっ!(ꐦ°᷄罒°᷅)」

とか。


そうではなくて、ただ単に「あぁ、そうなったのね。」で終了です。



その結果から「こうしてみよう」と、何をするか新たに、明確にして、

その新しい方針を設けてまた演奏してみる。


もしくは、先ほどの計画を再度もっと丁寧に実行してみる。(計画通りやってるつもりでやってなかった、というのはよくあること)




そうして、


『おぉ、上手くいった』

▷▶︎▷▶︎だったら、そのやり方採用。


『もうちょいやな』

▷▶︎▷▶︎だったら、再考したやり方を再度丁寧にやるか、新たに考え直すか。


そしてまた吹いてみる。



練習は、実験の繰り返しなのだとアレクサンダーテクニークで学びました。



最近は、意識的に演奏してみて、どうだったか自分で振り返る時に、

直感的に判断、分析する能力がより緻密になってきました!(自分の中で)



この自分の練習での体験が、レッスンにも役立っています。



むやみやたらには吹かない。

何をどのように演奏するか、必ず考える。

そして考え出した方法を意識的に計画的に演奏する。



そしたら、心から実現したい演奏が生まれる可能性がグッと高まり、

「もっとこうしたい」という希望が出てきてワクワクです✨


あぁ、楽しい。。

諦めなければ誰でも、いつからでも進化できるんだと心底思います。




泉山民衣

兵庫県在住。
サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。
昭和音楽大学卒業。

​​

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニークを学び、2021年教師資格取得。

​大阪アレクサンダー・テクニーク教師養成課程OPALサポート教師。

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