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不要な思い込みはパフォーマンスを阻害する


『自分は何ができるのか』

『自分は実際何をしているのか』

『最終的に何がしたいのか』


これって自覚してるでしょうか??


今読んでいる本の中に、

ちょうどこんな言葉がありました。

…何かを真実と信じると 、ますますそれが真実と思えるような経験をします 。
自分を弱い人間 、おろかな人間 、あるいは無能な人間と思うと 、実際 、友人やら家族やらがなんと言おうと 、自分が弱く思えるような経験 、おろかと思える経験 、無能と思える経験をするようになるのです 。
自分の経験が自分の思い込みの投影である…
…自分が何を持っているのか 、それに気づくまでは貧乏や苦しみから逃れられない…
本性を認識しないかぎり 、私たちは苦しみ続ける…
本性を知れば 、私たちは苦しみから解放されます 。


 


例えば、

「自分は下手だ」

「自分には〇〇はできない」

が真実と信じることで、 事実が「思い込み」フィルターを通って、

その思い込みに即したもの・経験しか受け取れなくなり、

事実が自分によって歪められてしまうってことでしょうか。

…そんな、めんどくせぇこと…




もしかすると


下手だ。


というのが「本当だ!事実だ!」と言いたくなるかもしれないけど、


だとしても、

そこで話を終わらせるのではなく、

もっと具体的に

  • 何をもって「下手」とラベリングしているのか

  • 何ができないのか

を挙げることが、解決の一歩になるのではないでしょうか。

《思い込みで終わるのではなく、事実を見る》にまで踏み込みたい。


【今、私はどんなスキルは持っているのか/持っていないのか】

【今、私は何ができているのか/何ができていないのが嫌なのか】

【今、私はどういう演奏をしているのか/どういう演奏になってないのが嫌なのか】

【今、私はどういう動き方を意識的にしているのか/無意識にしているのか】


ホントのホントの事実を

フィルター(こうあるべき、こうするのが合っている・間違っている、など)を

通さずに挙げる。


難しいけれど、、


そうすることに取り組んでみることで

自分では自覚していなかったものが出てくるかもしれません。



もし必要なら

録音したり、動画を撮ったり、鏡を使ったりして、

それこそ他人の目を頼ったり。


目標に近づいているのか、遠のいているのか、

事実という情報を集めて練習していきませんか!?

泉山民衣

兵庫県在住。
サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。
昭和音楽大学卒業。

​​

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニークを学び、2021年教師資格取得。

​大阪アレクサンダー・テクニーク教師養成課程OPALサポート教師。

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