【指を動かす筋肉がどこにあるのか?】
指って、何か作業する時には当たり前すぎるぐらい使っているけれど、
その指の筋肉がどこにあるのか、具体的には知らないことが多いですね。
指を動かす筋肉は、指先から肘にかけてあります。
手首と指を曲げる動きをする筋肉(=屈筋)
手首と指を反らせる動きをする筋肉(=伸筋)
実際に手首や指を動かしてみると動いているのがわかると思います。
そして、
手のひらのところを見てみると、
たくさん、
筋肉が張り巡らされている感じ!
指先を動かすのは指先だけにあるわけではなく、
それよりも手のひらや肘から手首にかけて筋肉があるのがわかります。
指先を動かすには、
「指を動かすために、これだけたくさん、そして肘にかけて長〜い筋肉が関わっているんだな」
と知っている方が良さそう。
では更に詳しく見ていきます。
「指」と認識しているところは、 「手の平から生えているところ」と思っている方は多いのではないでしょうか。
画像の手の骨を見ると、
指の骨は手の平にもあることがわかります。
手首にはたくさんの骨があります(手根骨)。
その、ひとつひとつの骨と骨が出会う関節を
片方の手で丁寧に曲げたり伸ばしたり、
ぐるぐる回したり、
優しくゆっくり動かしてみましょう。
(そうすることでマッサージ効果があります)
どこに関節があるのか、自ずとわかってきますね。
日常よく使う手だからこそ、
よく観察してみましょう。
そして、指を曲げる関節で一番動かしやすいところは、手の平の感情線があるあたりにあります!
(画像で言うと、手の平部分にある長い指骨とその上の指骨との間部分です)
右手人差し指を左手の感情線のあたりに沿わせて、
右手の指を沿わせたあたりから曲げてみてください。
ピアノの打鍵時でも、サクソフォンの運指でも、
その関節部分で動かすと、弾きやすさ・吹きやすさがでてくるはずです。
🌟5本の指の中で一番強い筋肉はどこか、知っていますか?
→(答)小指です!
小指で荷物を持ち上げるのを、知らず知らずのうちにやっていませんか?
一番短くて細い指ですが、小指には、背中にある人間の体の中で一番大きな筋肉である広背筋が繋がっています。
なので、指は短くて細いですが、使える筋肉が他の指に比べて多いのです。
親指と小指で掴むような動きをするのは、 画像の筋肉(=対立筋)の存在。
右手人差し指を左手の生命線のあたりに沿わせて、
左手の親指と小指が出会うように動かしてみてください。
ピアノの和音を弾くときや、
サクソフォンの小指でキーをフタする動きなどは、ここの存在が役立つはずです。
親指と他の4本の指がそれぞれ出会うように動かすことができるのは、
人間特有なのだそうで。
そんな細かな動きができる手の骨や指の筋肉は、
知れば知るほど動かしやすくなると思います。