音は出るけど、なんだかしっくりこない・・・
この原因はどこにあるのか。
その原因の一つに【腕】が関係することがとても多くあります。
「腕が関係ある?」
と思うかもしれませんが、
体というものは、切り離れているものではなくて全てが繋がっていて、それぞれに影響しあっていますからね。
まず【腕】とはどこからどこまでなのか。
《肩から指先》だと思う人が大半だと思います。
では確認していきましょう。
①肩に右手を置いて、左腕を動かすと動きますね。
肩、正解!
②じゃあ、肩につながっている鎖骨はどうだろう?
同じように、今度は鎖骨に手を置いて動かしてみる。
動く!
③じゃあ、もう一つ肩につながっている…肩甲骨!
同じように、肩甲骨に手を置いて動かしてみる。
動く!

肩からだけではなく、
鎖骨・肩甲骨も腕の一部で、
指先までが腕となります。
その腕がなぜ呼吸に関係するのか。
それは腕がある場所に関係があります。
息が入る肺を覆っているのが肋骨。
その肋骨の上にあるのが鎖骨と肩甲骨なのです。
♬それでは試してみましょう♬
①【腕】がギュッ!と力んでいたり、中心に寄せるようにしたりして呼吸をする。
②【腕】を解放してあげて呼吸する。
呼吸がしやすい方としにくい方、わかりましたか?
腕に必要以上に力みがあると呼吸しにくくなってしまうので
↪︎呼吸しにくいということは、楽器を吹くための息が制限されてしまうのです。
腕を解放してあげて楽器を吹くとそれだけで音が変わります。
腕の仕事は最小限にして、呼吸を第一に考えたいですね。