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音楽家なら誰でも知っておきたいからだのこと



先日、同題のセミナー(@芦屋)に2日間参加してきました。

そこで学んだことを1つづつ更新していきます^^

ボディマッピング(からだの地図)の重要性

人間は脊椎動物。

脊椎を軸にして常に動くもの。

皆さん、どれだけ自分の身体について認識しているでしょうか?


・それぞれの骨の位置

・それぞれの骨の大きさ

・それぞれの骨の厚み・重さ

関節の存在

それぞれの骨が筋肉によってどのように動けるのか


気づいたらもう既に当たり前の存在として認識しているこの「からだ」。


当たり前ということは、空気のようなもので、

事実、存在しているのにもかかわらず、

目に見えないもの*だから、存在の認識からすっぽ抜けてしまっているのです。


 *実際は「見ていないだけなのですが。

 空気であれば、のおかげで空気が存在している事実は認識が可能ですが、

 それすらも当たり前すぎて見過ごされています。


なので、このからだについての認識を新たにし、

自分の頭の中で思い描く自分のからだの地図を正確にすることが、

ボディ・マッピングです。


どんな部品がどこについていてどんな動きができるのか、

それが正確であれば、正しく・その機能をフルに使ってパフォーマンスができる可能性が高まります。



使うべきところを使えば、使わなくてもいいところを無理に使う必要性がなくなるので、

からだは楽になるのですね。


  

◎第1ポイント:頭蓋骨と脊椎のてっぺん・AO関節(環椎後頭関節)

両耳の延長線上、鼻の奥に存在する関節。


⭐️首には、脳とつながるたくさんの神経・血管、顔や頭・胴体をつなぐたくさんの筋肉がある

   ↓

  頭を自由に動かせるよう、首の力みを開放してあげる

   ↓

  自分全体を開放し、のびのびとしたパフォーマンスをすることにつながる


◎第2ポイント:腰椎部

骨盤のすぐ上で、思っているより(背中から触れるところより)中の方にある


⭐️頭と胸部はこの腰椎の上で常にバランスをとっている


◎第3ポイント:股関節

大腿骨と骨盤がで出会うところ。足の付け根。

骨盤の横・外側、足を動かしてみるとどこかわかりやすい。

頭・胸部の重みは骨盤のアーチを伝って脚に伝わっていく。


⭐️お辞儀をするときには、股関節から曲げるべき

(腰で前に屈むのは、背中が丸まるだけであり、不自然)


◎第4ポイント:膝関節

大腿骨(太ももの方)と下腿の出会うところ。

決して膝頭ではない。ひざの後ろから触り、曲げ伸ばしするとわかりやすい。


⭐️膝の基本状態は、①固定②バランス③曲がるを常に流動的に繰り返す


◎第5ポイント:足首

下腿と足が出会うところ。

その足は、かかと⇄つまさきの土踏まずのアーチ構造によって自在に動ける。

小指⇄親指にもアーチ構造があり、これによっても体重の移動が可能となる。


◎第6ポイント:肩関節(腕)

まず腕がどこからなのか⇨鎖骨・肩甲骨も腕の一部

鎖骨・肩甲骨から指先までが腕。


⭐️首から、鎖骨と肋骨の間の空間を通って、多くの神経・血管が指先へとつながっている。

そのため、そこにプレッシャーがかかる(=腕が肋骨を圧迫するような状態)と指が動かしづらい状態に。

鎖骨・肩甲骨は肋骨の上にふわっとかぶさるようにしていたい。


頭 → AO関節 ⇨(脊椎を通って)⇨腰椎部⇨(骨盤)⇨股関節⇨膝関節⇨足首

  ↘︎ 肩関節



このように6つのポイントが、どこにあって、体重がどのように流れて足に流れて、地面がその重みを支えるのかを認識すると「骨で立つ」ことが可能となり、過度に筋肉が体重を支える必要がなくなり、実感として楽に立てることが可能になります。




泉山民衣

兵庫県在住。
サクソフォン奏者・アレクサンダー・テクニーク教師。
昭和音楽大学卒業。

​​

顎関節症、腱鞘炎になったことから、自身の身体の使い方に原因があるのではと考え、2016年からアレクサンダー・テクニークを学び、2021年教師資格取得。

​大阪アレクサンダー・テクニーク教師養成課程OPALサポート教師。

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