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音楽=物語(文章と同じ)

  • 泉山民衣
  • 2015年8月8日
  • 読了時間: 2分

楽器を学びはじめた頃や、難しい技術に必死な時ほど、

・音を出す ・書かれている音符の通りに演奏する ・難しい、技術が必要な部分をできるようにする

という、音楽を楽しむ・演奏するより、もっと細かな“部分”が目標になり、

「そもそも音楽ってなんだろか」が抜けがちになります。

部分的なところにフォーカスするとしても、

大事なのは、そこが『全体の中の一部分だ』ということが頭にあることだと思います。

それを理解しているかしていないかでも、全くその“部分”の作り方が変わってくるように思うのです。

ピアノを始めて4ヶ月ぐらいの男の子

楽譜に書いてある音を弾くだけになりがちで、《弾くこと》が目標になってるようなピアノの音だったので、


メロディーを文章みたいに考えて、ピアノがおしゃべりしてるように弾いてみようと言ってみました。

文に当てはめて

「、」「。」

の部分を見つけるように促し、それを踏まえてピアノを弾いてみると…

なんと音楽らしく何かを感じる音になったことか!!!それも直ぐに!!!

元々優しい性格からか、綺麗な音だったけど、

今日はより《音楽》になって、すごく嬉しくなりました^^

“あ”とか“う”とか、一文字ずつが集まってひとつの“言葉(単語)”になり、

“言葉(単語)”が繋がってひとつの文になり、 “文”がより集まって、 “物語”になっていく。

“ド”とか“レ”とか、一音ずつが集まってひとつの“メロディー”になり、

“メロディー”が繋がってひとつの“フレーズ”になり、“フレーズ”がより集まって、 “曲”になっていく。

音楽って普段のことにとっても繋がりがあるんです。一緒なんです。

私にとっては、このことが常に頭に置いておきたいことの一つです^^


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