音楽を司るもので、聴き手にとって、心地よいか・心地よくないかの判断材料になるものが【音色】です。
この【音色】の良し悪しが、聴き手の心をつかめるか否かに大きく関わってくると私は思います。
私にとって、心地よい音色・響きに大きな関心があります。
そんな音色を得るために。
まず自分が「優しい気持ち」であったり、
相手に「どうぞ」という音のプレゼントをする気持ちを持つことは大事なことです。
そして、
曲、ひとつひとつに性格やストーリーがあります。

・どんな風景? ・朝?昼?夜? ・何を表している曲?
・主人公は誰?
・何をしているところかな? ・柔らかい? ・元気よく? ・悲しく? ・楽しく?
などなど
これを生徒さんと一緒に考えたり、教え、明確にしていくと、
それから演奏してもらうと音が、音楽が必ず変わります。
表現したいものをより具体化すれば、
何をするのかも自ずと見えて来ます。
ちょうど先日、
ピアノのレッスンに来ている生徒さんのお母さんが帰り際に
「この子、レッスンに来た後、いつも音が変わってるんです♫」
とおっしゃって帰られました。
やったことと言えば、以下のことを伝え、そのお手伝いをしたこと。
・どんな曲か、性格やストーリーを明確にする
・それを周りにいる人にお伝えする
生徒さん自身、必ずできる力を持っています。
それを引き出すのが私の役目だと思っています。
丁寧に、根気強く、生徒さんに寄り添いたいと思います。