声を出すときや
楽器を演奏するとき、
何を意識していますか?
私はアレクサンダー・テクニークを学ぶ前までは身体のことは全く無知で、
ただひたすら、がむしゃらに、練習するのみだったので、
上手くいく時もあれば
上手くいかない時もあり。
スランプに陥ることもザラでした。
その後なんやかんやアレクサンダー・テクニークを学ぶに至り、
身体の使い方でこんなにも演奏は変わるのかと驚くばかりです。
そしてつい最近、
自分の演奏しているところを動画で撮って、
自分の顎付近が気になるようになっていたのですが、
解剖学の本を見ていて偶然見つけた顎下の筋肉を意識してみたところ、、、
音の安定感や、鳴らしやすさ、声のだしやすさにまで、劇的に変わったんです!
それが、オトガイ舌骨筋。
今回はこの筋肉の役割と、その効果についてご紹介します。
オトガイ舌骨筋てどんな筋肉?
オトガイ舌骨筋は、
下顎から舌骨にかけて存在する小さな筋肉です。
解剖学的には、
喉や口腔内の筋肉の一部として知られていますが、
発声や息のコントロール、喉の安定に大きく関わっているようです。
意識的に使うことで、
発声や、管楽器演奏に大きな効果がありました。

やってみて
もしもあなたが発声や楽器演奏をしていて、
喉の疲れや音の出にくさを感じることがあれば、
オトガイ舌骨筋を意識してみるとどうでしょうか。
顎を引いているならそれをやめるとか、
この筋肉の存在を意識するだけで、
驚くほど効果があるかもしれません。
ピースサイン✌️をしたら
人差し指と中指をひっつけて、
その2本の指を顎の下に沿わせましょう。
顎先から首まで沿わせたその指の真上にオトガイ舌骨筋があります。
ちょうど、ベロの土台になっている感じでしょうか。
このオトガイ舌骨筋を認識してやってみたとき、
少しでも変化を感じたら、
それはオトガイ舌骨筋がうまく働いている証拠です。
さらに深めるためには
上手くいけば万々歳!
でももし「そう上手くはいかない」ってことであれば、
身体の他の部分との連動を見直すことも大切です。
実際、レッスンでは、
オトガイ舌骨筋を知った上でどうしたらより活用できるのか、
身体の動きや癖をその場でフィードバックしながら改善していきます。
細かな動きやクセは、
自分ではなかなか気づきにくい部分もあるので、
気になる方はぜひレッスンにいらしてくださいね。
実際に体感した効果
この方法を試してみた方からは、
息の流れがスムーズになった
喉の疲れが軽減した
ラクに声が出る
音色に深みが出た
舌が動きやすい
などの感想をいただくことがあります。
個人的にも、今まで気づかなかったのが悔やまれるぐらい。。
しかもこのオトガイ舌骨筋は、
頭のバランスや上半身の姿勢にも影響します。
結果、より自然な演奏や発声が可能になると感じています。
言葉のクリアさにも。
オトガイ舌骨筋は小さな筋肉ですが、
発声や演奏に大きな影響を与えます。
ぜひ、皆さんも日常や演奏の中でオトガイ舌骨筋を意識して、新たな感覚を発見してみてください!