昨日、令和元年5月19日!
姿勢と呼吸のワークショップを兵庫県三田市にある私のお教室で開催しました!
身体の仕組みを知ることがいかにパフォーマンスに影響するのか
私自身がアレクサンダーを学ぶ中で大きくなった思いを、
参加くださった6名の方とシェアする機会がもてて良かったです( ˊᵕˋ )
『何で身体のことを知ることが必要なの?』
と疑問に思う方もいるかもしれませんが、
私の場合は【必要に思うきっかけ】がありました。
私自身は、学生時代から肩こり・腰痛・頭痛はしょっちゅうあり、
楽器をする宿命なのだと、痛みに特に関心ありませんでした。
でも20代後半になって、楽器を練習してるうちに腱鞘炎や顎関節症になり、
初めて「今までこんなことなかったのに…あれ?もしかして動かし方を間違えてる…?」と思うように。。。
それがきっかけで、
その前からSNSで流れてきていた【アレクサンダー・テクニーク】がより気になるようになっていきました。
そして、メルマガに登録したり、知り合いに聞いてみたりと情報収集をし、
半年後には意を決して体験レッスンに申込!
レッスン見学中、
まだ何が起きてるのか、
何を学ぶのかよく分かっていない状態でしたが、
レッスンを受けられた方が先生のサポートを受けたら直ぐに変化していて、
「わぁ!夢のよう!」と感じました。
時間が進む中で、私自身もレッスンを受けられるチャンスを与えていただいたので、
サクソフォンの演奏を見ていただくことにしました。
高音のフラジオ奏法です。
(その頃には、顎関節症も腱鞘炎も、腕のいい整体師のおかげで治っていたので、その時もっと成功率を高めたいものがフラジオでした)
1度演奏してるところを見てもらい、
その後楽器を置くよう指示され、
身体を動かすエクササイズを勧められてやり(なぜ…?と疑問に思いつつ)、
そして「頭が動いて身体全部がついていきながら、さっきの動きで得たものを使って…」と言われて吹くと…
びっくりするぐらいにスコーンと鳴って!
∑(°口°๑)
『なんだこの即効性は!?!?
学ぶべきものがココには絶対ある!』
と思い、アレクサンダーテクニークを学び始めることを固く決意。
(この時のエクササイズは、今思えば、身体の中の脚部も演奏に参加できるように+音を鳴らすために有利な筋肉に刺激を与えるものであったと思います)
学ぶにつれて、
・いかに今まで身体について考えてこなかったのか
・全然身体のことを知らない
・身体の仕組み・動きの仕組みを知らずにがむしゃらに演奏するのと、知って演奏するのとでは全然違う
そんなふうに思うようになり、
【自分の身体が今実際には何をしていて、何をしようと考えていて、どんなこと(演奏・動き…など)を目指したいのか】
を考える大切さを感じるようになっていきました。
そうして、
アレクサンダーテクニークを学び始めてから4年目の昨日、
身体の要である軸骨格(頭蓋骨・脊椎・肋骨・胸骨)を中心に、知識と体験を持って帰ってもらおうと内容を決めて、3時間たっぷり!
参加者の方が驚かれていたことをいくつか挙げると、
・頭の重さは平均5キロほどで、アルトサックス2本分ぐらいの重さだということ!
それが自分の身体のてっぺんにあるんですから驚きですよね。
私自身も「5キロ」という言葉だけではピンときませんでしたが、アルトサックスが1本2.3キロらしいので2本分でも頭の方が重いという事実にびっくりです。
・頭や脊椎、想像の自分と実際の自分が異なる!
参加者のみなさん、骨格模型で何となく想像していたものと、自分の実際とのギャップがあることに気づかれました。
・
・腰椎の背骨のカーブが頭の中心の真下にきて、想像していたより前の方(真ん中)にある!
もっと後ろの方(背中近く)にあると思っている方は大勢いるかもしれませんが、重さを担う椎体部分は思いのほか真ん中にあるのですね。
想像する場所の違いで、安定感が異なります。
想像と事実が違う。
それが、痛みや違和感を引き起こす原因のひとつになっている可能性がありますが、
解剖学的な事実と自分のリアルを合致させていければいけるほど、
身体は楽に自由に動けるようになっていくんじゃないかと思います( ¨̮ )
今回のワークショップのように、
グループで学ぶのは、個人レッスンとは異なり、
ほかの人の助けをかりながら理解を深められたり、
ほかの人の質問が自分にも有益な情報となったり、
良さを改めて感じました。
今回を踏まえてマイナーチェンジしながら、回を重ねていけたらと思います!
ほか、軸と脚編、軸と腕編、緊張編…など、企画中です!